華道 「未生流笹岡」家元 笹岡 隆甫氏が講義

2013.06.12

 6月12日の共通教育科目「京都の伝統文化」で、華道「未生流笹岡」家元 笹岡 隆甫さんを迎え、「伝統と創生」をテーマに講義が行われた。

 笹岡さんは、生け花から日本文化を見るという切り口で、実際に作品を披露したり、様々ないけばな写真を映像で紹介しながら、家元制度の意味や日本文化と西洋文化の差異などを解説。

 盛りを迎えた花をたくさん敷き詰めてシンメトリーな形を作ろうとする「フラワーアレンジメント」に対し、生け花は時間の移ろいを表現するために蕾の状態の花を混ぜ、アシンメトリーな形を作るのが特徴で、日本建築や庭園にも共通する西洋文化との違いであると説明した。
その場で生け花を生ける 未生流笹岡 家元 笹岡 隆甫さん
映像を紹介しながら講義をする笹岡 隆甫さん
PAGE TOP