京都産業大学「方丈記」800年記念シンポジウム開催

2012.10.21

 10月21日、むすびわざ館において、京都産業大学「方丈記」800年シンポジウムが開催された。

 これは、方丈記800年を記念して、作者である鴨長明の世界に触れ、改めて温故知新、先人が育んできた文化を学び、これからの価値観や方向性を探るシンポジウムで、1200通を超える応募の中から当選した約400名が来場した。

 シンポジウムでは、藤岡一郎学長、下鴨神社宮司の新木直人氏の挨拶の後、城西国際大学の三木紀人教授による基調講演が行われた。講演では、「方丈記の『ユク河ノナガレ』の行方−芥川龍之介、中原中也など−」と題し、近代文学作家と方丈記との繋がりなどを論じた。

 講演終了後は、「方丈記は私たちに何を問いかけるのか」と題し、成蹊大学の浅見和彦教授、臨床心理士・ユング派分析家の桝藏美智子氏、女優・脚本家の中江有里氏をパネリストに迎え、小林一彦本学文化学部教授がコーディネーターとなり、それぞれの立場から方丈記、作者鴨長明に迫るパネルディスカッションが行われた。
新木直人氏による挨拶
三木紀人氏による基調講演
第2部のパネルディスカッション
PAGE TOP