日本物理学会 市民科学講演会開催

2012.09.15

 9月15日、神山ホールにおいて、ヒッグス粒子の「発見」にむけての国際研究に共同参加している東京大学 浅井祥仁 准教授と、素粒子物理学の研究で2008年ノーベル物理学賞を受賞した益川敏英教授の講演会が行われた。

 この講演会は、京都産業大学で9月11日〜14日まで行われた「日本物理学会2012年秋季大会」の一環として開催されたもの。

 質量の起源を担うとされる「ヒッグス粒子」は、その発見に向けて各国の研究者が研究を行っている。浅井准教授は、CERN(ヨーロッパ合同原子核研究機関)が行っている加速器実験(LHC)に日本チームを率いて参加しており、講演では、実験的な存在確認が目前に迫っているとして注目を集める「ヒッグス粒子」について、どのような素粒子なのか、またそれを確認する実験とはどのようなものか、について分かりやすく解説。

 最先端の物理学の話題に、参加した学生や市民ら400人は熱心に聞き入っていた。
ヒッグス粒子について解説する浅井祥仁 東京大学准教授
益川教授は現代社会と科学の関わりについて語った
最先端の科学の話題に参加者らは熱心に聞き入った。
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