第74回市民講座開催

2012.06.10

 6月10日、むすびわざ館において、京都産業大学 生涯学習講座の第74回市民講座が開催され、約45人が参加した。

 第1講座では、寺地 徹 総合生命科学部教授が、「ゲノム時代の品種改良−遺伝子組換えからゲノム育種まで−」と題して講義した。「ゲノム(genome)」とは【gene(遺伝子)】と、集合をあらわす【ome】を組み合わせた言葉であり、生物のもつ遺伝情報の全体を指すことや、遺伝子組換え、ゲノム育種など、植物の新しい品種改良について紹介した。

 第2講座では、高橋 佳子 法学部教授が、「震災復興と地域の力」と題して講義した。東日本大震災から1年あまりが経ち、被災地の復興が叫ばれているなか、阪神淡路大震災からの復興を参考事例として、住宅・防災・教育・産業・観光など様々な面から被災地の復興について説明した。

 講座終了後は、参加者が個別に質問する姿もみられ、アンケートには、「今まで遺伝子組換えに関しては悪いイメージばかりだったが、今回の講義を聴講して良い点も理解できた。」「震災復興に関しては大変身近なテーマであり勉強になった。今回の講義はもっと多くの人に聴いて欲しいと思う内容であった。」といった感想が寄せられた。
第74回市民講座ポスター
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