特別講演会「福島の今」—弁護士として、被災者として、親として— を開催

2012.07.11

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 7月11日、本学神山ホール大ホールにて、福島県いわき市浜通り法律事務所所属の渡辺 淑彦 弁護士と松本 三加 弁護士を講師に招き、特別講演会「福島の今」が開催された。

 まず、日本の過疎地では司法アクセスが極端に乏しく、弁護士が極端に少ない地域や、通常は裁判官のいない裁判所や、検事のいない検察庁などが多数存在し、そのような場所では業務時間が少ないために本来の司法サービスが受けられない現状がある事を紹介した。

 そのような過疎地である福島県いわき市で弁護士として活動していたところ、2011年3月11日の東日本大震災で被災。事務所の本棚の本が全部落ちた現場や、津波に巻き込まれがれきの山になった町の様子などを撮影した写真などを使い、自身の被災体験を語った。

 また、地震と津波なら復興できたかもしれないが、原発事故被害のために、被災者間に広がる希望の見えない現状や、司法アクセスが乏しいため様々な問題が噴出していることを語り、その解決に向けて法律家としての活動も紹介した。

 最後に、学生に向けて、「いまなにができるか」を考えることも大切だが、「将来なにか役に立つことをするために、今なにをすべきか」を考えて、各自が努力することも大切であり、会場に来ている学生には大いに期待している、と呼びかけて、講演が終了した。
学生、教職員、一般参加者など350人が参加した
講演する渡辺弁護士
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