警察庁 田村 正博 警察大学校校長が講演

2012.06.18

 京都産業大学法学部の教員と学生で構成する京都産業大学法学会の春季講演会が6月18日、神山ホール大ホールで開催された。警察庁 田村 正博 警察大学校校長を講師に迎え、「犯罪被害者支援における警察の役割〜被害者支援施策の経緯を中心として」が行われ、法学部の学生などが聴講した。

 田村校長は、京都大学法学部卒業後、1977年警察庁に入庁。その後、秋田県県警本部長、警察庁運転免許課長、福岡県県警本部長、早稲田大学客員教授を歴任の後、本年3月より現職を務めている。

 田村校長は日本における犯罪被害者支援の草創期からこの分野に関して関与しており、講演では、まず日本の警察制度に関しての説明、その後、犯罪被害者支援の理由、その歴史、現行制度など被害者支援施策の経緯と今後のあり方について熱く語られた。

 最後の質疑応答では「日本の犯罪被害者支援が本格的に動き出したのが、20年前からに過ぎない」ことに驚く参加者もいた。
警察庁 警察大学校 田村 正博 校長
被害者支援施策の経緯を詳しく解説
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