総合生命科学部 第1回 バイオフォーラム2012

2012.05.23

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 5月23日(水)、本学15号館にて「第1回 バイオフォーラム2012」が行われた。

 バイオフォーラムは、生命科学分野の第一線で活躍している国内外の大学教員や研究者の講演により、学生だけでなく一般市民に最先端の研究に触れてもらうことを目的に開催している。第1回は「概日時計の転写出力システムについて—シアノバクテリアの転写概日リズム制御機構」をテーマに京都大学大学院理学研究科の小山時隆准教授が講演を行った。

 シアノバクテリアはラン藻(藻類の一種)で、30〜25億年前に地球上に出現し、初めて酸素の発生を伴う光合成の能力を持ったといわれている原始的な生物である。シアノバクテリアは日中に光合成を、夜間は窒素固定を行う。このような細胞自律的に一日周期の時間を刻む生体内システムを概日時計といい、小山准教授はシアノバクテリアの概日時計システムについて、これまでの研究の手法と結果を年度ごとに紹介し、概日時計振動体から転写制御の全体図を明確にするまでの推移を解説した。

 今後、今回明確になった概日時計システムとは異なる概日時計を持つ海洋性シアノバクテリアを対象に研究を進めていきたいと締めくくった。講演会後は、活発な質疑応答が行われた。

 次回は5月28日、山口大学大学院 医学系研究科 応用分子生命科学系専攻 岩尾 康宏教授を講師に招いて開催予定。
学生、教員など37人が参加したバイオフォーラム。
概日時計の仕組みについて話す京都大学大学院 理学研究所 小山時隆准教授
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