ファシリテーション研究会・第12回ファシリテータ研修会を開催

2011.09.28

 9月28日(水)、F工房主催で「ファシリテーション研究会・第12回ファシリテータ研修会」が開催され学内教職員および学生38人が参加した。この研究会・研修会は、授業でのファシリテーション(グループによる問題解決やアイデア創造、合意形成などをサポートし、組織や参加者の活性化を促進させる技法のこと)で得られた知見の共有およびその後のワークショップを通じて参加者自身の実践力をつけることを目的としている。

 ファシリテーション研究会では、本学のキャリア形成支援教育科目である「自己発見と大学生活(春学期開講:1年次対象)」の主担当教員 松高政 経営学部准教授より講義の中でのファシリテータ(グループワークを円滑に進めるための支援をする人)の役割について取り上げ、ファシリテータ導入の経緯等を説明した。その後、同科目担当教員と学生ファシリテータによるパネルディスカッションが行われ、ファシリテータの参画が受講生にもたらす効果についての当事者からの生の声に、参加者は熱心に耳を傾けた。また、ゲストコメンテーターとして迎えた本学キャリア教育研究開発センター外部研究員 山田創平 京都精華大学共通教育センター導入教育部門長は「初年次教育の観点からは、人間関係を構築しながら勉学へのモチベーションを高めていくプロセスが最も優先順位が高い。その意味で『自己発見と大学生活』の取り組みは高く評価できる」と話した。

 第12回ファシリテータ研修会では、「観察」をテーマとしたワークショップが実施され、観察について小講義が行われた。その後、参加者は二手に分かれ、「アイスブレイク」をテーマに「実施者」と「観察者」のそれぞれの役割を担当。両者は合同でアイスブレイクの過程を振り返り、観察によって見えるもの・見えないものを共有し、ファシリテータにとっての「観察」の重要性や注意点について活発な議論が交わされた。

「自己発見と大学生活」科目担当教員・学生ファシリテータをパネリストとしたディスカッションの模様
フロアからの質疑応答
真剣にグループワークに取り組む各参加者
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