宮崎哲弥客員教授による特別講義—「政治哲学」における生命倫理の問題を考える

2011.07.13

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 7月13日、5号館にて宮崎 哲弥客員教授による特別講演が行われた。この講演は共通教育科目「大学の歴史と京都産業大学」の授業の一環で、宮崎氏の講義は今年で6回目となる。講義は聴講した約400人の学生と質疑応答する形で宮崎氏の専門「政治哲学」における生命倫理の問題を考えていった。学生が事前にtwitterを通して、意欲的に講義に参加することを宮崎氏に伝えており、講義は開始早々熱気を帯びていた。

 小林 武全学共通教育センター長の挨拶の後、宮崎氏は政治哲学について、データに基づいた学問の「実証学」ではなく、どうあるべきかを考える「規範学」であることを解説し、学生にさまざまな問題を投げかけた。
 政治哲学者・マイケル・サンデル ハーバード大学教授の『ハーバード白熱教室』を例に、臓器移植や臓器売買などの問題について学生に考えを求めた。宮崎氏は学生の答えに対してさらに言及し、学生が主張するそれぞれの立場で問題を掘り下げて考えるよう導いた。最終的に宮崎氏は生命倫理の問題は自己(意思)決定が重要で、その際の道徳的判断の材料となりうるのが「政治哲学」であると説明した。講演中は宮崎氏のあらゆる切り口からの問いかけによって学生の意見が引き出され、まさに“白熱した講義”となった。
「政治哲学」について説明する宮崎氏
学生はそれぞれの立場で意見を述べた
講義の最後にはテレビ番組で共演する所 功法学部教授(写真左)からのメッセージもあった
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