益川敏英教授による法学会春季講演会

2011.06.27

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 京都産業大学法学会は本学益川塾塾頭・益川 敏英教授を講師に迎え、6月27日、神山ホール大ホールで恒例の春季講演会を開催した。法学会会長・岩本 誠吾法学部長の挨拶のあと、益川教授は「科学と社会」をテーマに講演し、法学部の学生などが聴講した。

 講演の中で益川教授は、哲学者ヘーゲルの「自由とは必然性の洞察である」という言葉から、選択肢が限られる場合を反例に、必然性を理解した上で行動することが自由であると説明した。この考えをもとに、科学は自由をつくり出すことではなく、人類にとってより多くの自由を準備することだと説いた。また、蚕の疫病についてのファーブルとパスツールのエピソードから、基礎知識を知ることが応用範囲を広げることにつながると述べ、20世紀以降科学は発展したが、基礎的科学から100年という長い時間を経て、ようやく応用として人々の役に立つようになるのだと話した。
 また、質疑応答では「実験が行き詰まったときはどうするか」という学生の質問に対し、益川教授は「行き詰まったと捉えないようにする」と答え、「変化の激しい社会に対応できる能力を身につけてほしい」と学生へメッセージを送った。
「科学と社会」について話す益川教授
多くの学生が参加した
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