法学部法政策学科開設記念シンポジウム・パートIV「どうする?地域の活性化—〈新しい公共〉と公務員の役割—」開催

2010.10.31

 法学部法政策学科開設記念シンポジウム・パートIV「どうする?地域の活性化—〈新しい公共〉と公務員の役割—」が、10月31日(日)、メルパルク京都にて開催された。

 法学部では、法政策学科のカリキュラムの柱となる5つの履修プログラムに即したテーマでシンポジウムを開催する企画を2008年度より実施している。「社会政策プログラム」を取り上げた2009年11月開催のパートIIIに続き、今回のシンポジウムは「行政プログラム」をテーマに行われた。

 柴 孝夫 副学長の挨拶、耳野健二 法学部教授からの法政策学科の教育理念等に関する説明と、10月16日に開催された「法学部 政策立案コンテスト」優勝の寺沢ゼミ生による政策 子育て支援SNS「PaPa MaMaねっと」のプレゼンの後、第1部として、農林水産省大臣官房企画官・地域活性化伝道師の木村俊昭氏による基調講演「地域活性化の動向」が行われた。
 木村氏は、自らが携わってきた「地域活性化」の数々の実例を生き生きと紹介し、「日本の各地域には今でも数多くのすばらしい名品や産物がある。それらの生産・加工や流通にいかに多くの人々が関われるような仕組みを作るかが非常に重要である」と語った。またそのような仕組みを作るにあたっては、自治体と企業をつなぎ若者を交えた協働の場を設けることが有効であり、そのために大学が果たす役割は非常に大きいと解説した。

 休憩を挟んで、パネリストの京都市産業観光局観光政策監 永井久美子氏、高橋佳子 法学部教授、京都大学公共政策大学院特別教授 小西 敦氏の個別報告があった後、木村氏を加え、中谷真憲 法学部准教授をコーディネーターとしてパネルディスカッションが行われた。また、来聴者からも多数の質問が寄せられ、関心の高さがうかがわれた。
会場には多くの来聴者が訪れた
パネルディスカッションの様子1
パネルディスカッションの様子2
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