人権教育啓発講演会「アクセシビリティ支援とリーダー育成−広島大学の取り組み−」

2010.07.14

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 7月14日(水)、人権委員会主催の平成22年度前期人権教育啓発講演会「アクセシビリティ支援とリーダー育成−広島大学の取り組み−」が図書館ホールで開催され、広島大学アクセシビリティセンター長 佐野(藤田)眞理子 教授による講演が行われた。

 広島大学は、「すべての学生に質の高い同一の教育を保障すること」を基本方針とし、「アクセシビリティ」(利用しやすさ、参加しやすさ)をキーワードとして全学生にとって学びやすい修学環境を整えることに全学で取り組んでいる。その一環として、学生・教職員一体型の全学支援体制を構築し、支援の拠点としてアクセシビリティセンターを設置した。
 佐野教授は広島大学のアクセシビリティ支援の内容や、人に優しい社会をリードする人材を育成する『ALP』(アクセシビリティリーダープログラム)を紹介し、「学生層の多様化が進み、これからは支援の方法もバリアフリーからユニバーサルデザインへ、障がい学生支援からアクセシビリティ支援へとシフトする必要がある。ALPは障害の有無にかかわらず、ともに学び競い合うことができる画期的な取り組み。産官学連携でのオープン化も進み、社会に開かれた先進的な人材育成プログラムとして発展している」と説明。

 講演後の質疑応答で、文化人類学者でありながらセンターの設置と発展に尽力した理由を尋ねられた佐野教授は、「畑違いに見えるかもしれないが、相手の見方と自分の見方をつき合わせて違いを見つけ理解するという流れは、文化人類学の基盤である異文化理解そのもの」と答え、会場の聴講者らは興味深げに頷きながら耳を傾けていた。
講演する佐野教授
77名が参加した
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