松本零士客員教授「大学の歴史と京都産業大学」で講義

2010.06.07

 6月7日(月)、本学客員教授の松本零士氏が、共通教育科目の「大学の歴史と京都産業大学」で講義するために本学を訪れた。松本氏は、並松信久副学長と挨拶を交わし、宇宙飛行士の山崎直子氏が今年4月にスペースシャトルで宇宙に持っていった貴重なアサガオの種を贈呈した。その後、天文台を訪問し、望遠鏡を見学、天体の3D映像を視聴した。

 神山ホールにて「荒木俊馬著『大宇宙の旅』が私に与えた影響」と題した講義を行い、約300名の学生が聴講した。

 松本氏は、京都産業大学の創設者である荒木俊馬博士が著した「大宇宙の旅」を小学生の時に読んだことにふれて、「読むだけで宇宙へ行った気になった本は、後にも先にもこの本しか出会ったことがない。数式は難しいけれど、内容自体は小学生が読んでも何となくわかるし、とてもリアルに宇宙を感じられる一冊である」と本人の作品にも大きく影響していることを話した。また、贈呈したアサガオの種について「無重力が遺伝子に影響するかもしれない。これから何世代も育て観察し、なにか素敵な発見をしてもらえれば嬉しい」と大きな期待を寄せた。
アサガオの種を贈呈する松本氏
荒木望遠鏡を見学する様子
「大宇宙の旅」について語る松本氏
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