第65回市民講座

2010.04.24

 4月24日(土)、キャンパスプラザ京都(京都駅前)にて、京都産業大学 生涯学習として開講している 第65回市民講座が開催され、一般参加者 約188名が受講した。

 第1講座では中井 歩 法学部准教授が、「政権交代から見る日本の民主制 コストと可能性」と題し、政権交代以降、政策の大きな転換、変化がおこりつつある中、日本の民主性がどのような意味を持っているのか、これまでの自民党政権期の概要の説明や、これからの日本政治について政権交代に伴う「コスト」と、交代によってもたらされる「可能性」について説明した。

 第2講座は岡本 光治 経済学部教授が、「日本の財政状況の真実—社会保障費の膨張、国債の増発、政府埋蔵金などを巡って−」と題し、世界経済ショックや日本の景気回復が進まない主な原因と、日本の財政悪化の現状、政府埋蔵金の正体、財政規律の回復のための妙手などについて、調査データを用いて説明した。

 講座終了後、参加者が個別に質問する姿もみられ、アンケートには「政権交代の背景にある様々な変化がよく理解できた」「財政悪化の今だからこそ、我々国民も何か対策を考えなければならない現実がよく分かった」といった感想が寄せられた。
政権交代によってもたらされる可能性について講義する中井先生
岡本教授の講義に、肯きながら熱心に聞き入る聴講者
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