京都産業大学 日本文化研究所特別客員研究員が研究成果発表

2010.04.17

 4月17日(土)、図書館ホールで本学2009年度日本文化研究所特別客員研究員による研究成果発表会が開催され、22人が発表に臨んだ。
 本学では京都商工会議所の協力のもと、京都の活性化に貢献するため、2006年から京都検定1級合格者を京都産業大学日本文化研究所の特別客員研究員として迎え入れ、京都文化研究の推進を図っている。
 冒頭、宮川康子 日本文化研究所所長から「伊藤仁斎の古義堂のように、学びたいという欲求をもって集まるのが真の学問の姿である。これからもそのような学びの場を広げていってほしい」、また京都商工会議所町田部長から「今年から東京でも京都検定が受験できるようになったので、これからも京都の魅力が全国に伝わるような研究をして下さい」と開会の挨拶があった。
 堀江精一さんは「京都市域農業の歴史とその特徴〜野菜生産額が全国トップクラスになった背景〜」をテーマに、京野菜の栽培が定着するまでの歴史を、農業技術や栽培方法を例に挙げ発表した。そのほかにも、「『都をどり』〜その濫觴(らんしょう)と現代意義についての考察」や「妙心寺の経済基盤について」など、幅広いテーマでの研究成果が報告された。
綿密に考察した成果を発表する研究員
一般参加者を含む多くの聴講者が発表に聴き入った
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