経営学部ゼミ生が「大規模災害とコミュニケーション」シンポジウム開催

2010.01.15

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 1月15日(金)、図書館ホールにて、経営学部 伊吹勇亮ゼミ2年次生主催で、「大規模災害とコミュニケーション〜学生の一歩が減災につながる〜」と題した公開シンポジウムを開催し、約140人が参加した。

 この取り組みは、2009年度サギタリウス・チャレンジ(チャレンジ部門)で採択されたもの。その調査報告を通して、災害発生時・復興時におけるコミュニケーションの重要性を地域の方や学生に知ってほしいという思いから、今回のシンポジウムが開催された。

 はじめに、活動報告会ではゼミ生代表が、大規模災害を経験した神戸・新潟と近年大規模災害に見舞われていない京都・東京の4地域について調査してきたこと、また、災害復興のノウハウや知識をどのように伝えていけばよいのかを検証してきた結果について報告した。学生は、「勇気を出してネットワーク作りの一歩踏み出すことが大切。人間関係を築くことこそが、減災につながる」と参加者に呼びかけた。

 特別講演では、 (社)中越防災安全推進機構 復興デザインセンター副センター長の稲垣 文彦氏が「震災復興とコミュニケーション」をテーマに、「災害は社会のひずみを顕在化させる。災害があったことで、社会生活を送っていく上で最も重要な、人と人とのつながりを見つめ直すきっかけとなった」と、自らの体験を話した。

 また、コーディネーターに本学F工房スタッフでもある、多文化共生センターひょうご代表の北村 広美氏を招き、ゼミ生代表の狩野 恭平さんを交えたクロストークが行われた。北村氏の「普段、身近なネットワークとして思いつくものはありますか」との質問に、狩野さんは「身近に感じるのは、共通の趣味を持つ者同士のネットワーク。普段からコミュニティを広げておけば、突然の大災害でも助け合える可能性が高まる」と述べ、コミュニケーションの重要性を示した。

 参加者からも「防災では、コミュニケーションが重要なのは当たり前のこと。しかし、日常生活ではそのようなことを意識することなく生活している。今回のシンポジウムでは、その事実を再認識することができ、参加して良かった」などの声が上がり、盛況に終わった。
ゼミ活動報告の様子
クロストークの様子(左より北村氏、稲垣氏、狩野さん) 
ゼミ生と伊吹准教授、講演者の集合写真
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