■第4回洛北高校SSH連携講座「遺伝子を通して見た生物」

2005.11.12

 文部科学省よりスーパーサイエンスハイスクール(以下SSH)※1に指定されている京都府立洛北高等学校※2のSSHコース(11名)の生徒を対象に、平成17年11月10日(木)、12(土)の2日間、本学において高大連携講座を実施しました。
 11月10日(木)は、野村哲郎教授(工学部生物工学科)により「動物の品種改良と保全」について、山岸博教授(工学部生物工学科)により「植物バイオテクノロジーとその基礎」について講義が行われました。講義後の温室見学では参加生徒が実際に植物や穀物を手に取り、講義内容を体感しました。
 また、11月11日(土)は、本学工学部生物工学科の実験室を使用し、黒坂光教授(工学部生物工学科)とTA5名により、各自が自分の爪や毛髪をもとにPCR法で遺伝子を増幅させ、アルコール分解酵素のタイプ(お酒に強いか弱いか)を知るという身近なテーマについての実験を行いました。
 高校生にとっては、高度な実験内容でしたが、TAの丁寧なサポートもあり、実験結果を導き出すことが出来き、今後、継続的に理科に対する興味を喚起する良いきっかけとなる連携講座を実施することができました。

※1 文部科学省が指定する科学技術、理科・数学教育を重点的に行う学校。
※2 洛北高校(旧 京都一中)の卒業生でノーベル物理学賞を受賞した湯川秀樹、朝永振一郎博士は、本学創設者・荒木俊馬博士から天体力学を学んでいる。
温室で植物を手に取り、講義内容を体感
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