人生は一度きり。思い切って
本場に挑み、夢を掴む。

京都産業大学卒業後は一般企業で働きながら、社会人アメリカンフットボールチームのチアリーダーとしても活動していました。その間、いつも参考にしていたのが、アメリカNFLのチアリーダーでした。ダンスも立ち居振る舞いもスピリットも、お手本は全部NFL。憧れの遠い存在だと思っていました。ですが、社会人チアの活動が5年目に入り自分の将来を考えたときに、「人生は一度きり。大好きなチアを本気でできるのは今しかない」と、思い切ってNFLチアリーダーを目指そうと決意しました。実力はあるのか、お金はどうするのか、そもそもどうすればなれるのかなど、不安を挙げればきりがありませんでしたが、決めた以上はとにかくやるだけ。仕事を続けながらビザ申請などの手続きを行い、仕事を掛け持ちしてお金を貯め、必死に準備を進めました。家族や友人、大学の先生など、多くの人に励まされ、元気をもらい、2016年3月にアメリカNFLチーム「インディアナポリス・コルツ」のオーディションに初めて挑戦。約1週間 続く選考の中では、これまでのチア経験で培ったスキル、チアにかける熱意などをアピールしました。その結果、NFLチアリーダーになるという夢を実現。昨年に続いて、2017年の選考にも合格し、夢の舞台での挑戦は今も続いています。

チアの精神をみんなに広げ、
より多くの人を元気づけたい。

アメリカでは、チアリーダーは人としても女性としても憧れのロールモデルのような存在。ホームゲームでのパフォーマンスに加え、コミュニティ活動と呼ばれる社会貢献活動を年に約400回行い、チームのファンだけでなく老若男女を問わず多くの方に元気を届けています。皆さんは私が何か特別なことをしていると感じるかもしれませんが、私にとっては人生全てがチア。道で困っている人がいたら助けたいですし、私を頼ってくれる人がいたら力になりたい。私自身、誰かに応援してもらえる嬉しさが自分の力になる、とこれまで何度も実感してきたからこそ、初心を忘れずにもっと多くの人を応援していきたいと思っています。

一人で励ますことのできる人数には限りがあるでしょうが、さまざまな活動を通じてチアのスピリットを広げることはできるはずです。私と出会って「チアリーダーになりたい！」と言ってくれる子どもたちもいますので、今後はできるだけたくさんの人々の心を、チアのスピリットでむすんでいきたいと考えています。チアリーディングに限らず、日々の中で誰かを元気づけたいと思う人が増えていけば、世界中を少しずつ元気にしていけるのではないか、と夢を膨らませています。