広告ギャラリー 車両ポスター2016年2月

言語を越えた心の対話。
人と人、京都と世界をむすぶ
多様な経験と新たな交流。

交換留学生として京都産業大学で日本語を学ぶ傍ら、馬術部員としても活動しているルイス選手とアレスアンダ選手。「第35回京都産業大学馬術大会」に出場し6団体75名が参加する中、未経験者ながら優勝・5位入賞と好成績を残した。
馬と人、日本人学生と留学生。言葉が通じなくても、文化や習慣が異なっていても、心と心で対話しようとする意識と相手を受け入れる姿勢があれば、信頼関係を築くことができる。こうした国際交流によって異なる世界がむすびつき、新しい世界が広がる。
本学は外部に開かれた大学として、多様な世界に触れる機会を提供し、さまざまな人やモノ、コトをむすぶ人材を輩出し続けていく。

Q. 馬術をはじめようと思ったきっかけは?

ルイスさん:もともと乗馬に興味があったのですが、母国のメキシコでは費用が高く、なかなか乗る機会がありませんでした。留学で日本に来てから、馬術の授業を受講したことがきっかけで馬術部を紹介していただいたんです。毎朝5時半からの練習で大変なことも多いですが、楽しく活動できています。

アレスアンダさん:留学を決めたのは、専攻していた哲学や情報サイエンスなどをもっと深く学びたいと思ったときに京都産業大学との協定を知ったからです。馬術部にはルイスくんと同じように、馬術の授業を受け入部しました。部活動に参加したことで、授業で習う以上の語学を習得できましたし、時間を守ることやグループワークの大切さなど、普段の活動の中から学ぶところもたくさんありました。

ストエムケ・アレスアンダさん(ドイツ連邦共和国)
マルチネス・ルイスさん(メキシコ合衆国)

Q.実際に、留学生の二人とはどのように交流しているのですか?

奥谷さん:私たち部員は片言の英語で話しているのですが、彼らもフレンドリーなので、和気あいあいと活動しています。練習のサポートだけではなく、馬の手入れなども指導します。馬術は動物相手の競技なので、意思疎通をすることがとても重要。二人は初心者だったので、馬とのコミュニケーションの面でもできるだけフォローするように気にかけていま す。

澤村さん:以前も留学生を受け入れていたことがあるのですが、馬術部としての活動だけではなく、普段の生活でもコミュニケーションを取るようにしています。昼休みに一緒に食事したり、京都の観光に出かけたり。流暢な英語でなくても、心を通わせることはできると思っています。普段言葉の通じない馬を相手にしているだけあって、ほかの部員たちも一人ひとりが心と心で向き合おうという意識を持って接していると思います。受け入れる、理解しようという姿勢が一番大切なんですよね。

長谷川 倫太郎さん
澤村 拓哉さん
奥谷 仁智さん

Q.京都産業大学の印象は?

ルイスさん:京都産業大学の学生たちは、まじめな学生が多い印象です。大学は留学生にも多様な経験の機会を提供してくれますし、新たなことにチャレンジするための環境が整っていると思います。

アレスアンダさん:日本という国全体にいえることですが、やはり他の国々に比べて型にはまっているという印象がありました。しかしそんな中でも京都産業大学は、学生の挑戦を応援する風土があって、より幅広い可能性があるのではないかと思っています。

Q.今後の目標を教えてください。

ルイスさん:部活動を通して、和を重んじる、周りとバランスをとるということを学びました。メキシコでは個人個人で行うことの方が多いのですが、帰国後は家族や会社などでこの助け合いの精神を生かしたコミュニケーションを行いたいと思います。

アレスアンダさん:乗馬を経験して、挑戦することで、はじめは不安でできないと思っていたことにも楽しみを見出せると知りました。何でもやってみよう、という考え方ができるようになったので、この姿勢は今後も生かしていきたいと思っています。

長谷川さん:部として目指している次の大会については、二人にもチームの一員として参加してもらい、一緒に出場を目指していきたいと思っています。それ以外にも、日本ならではの伝統や文化にも触れてもらって、日本の良いところをたくさん知ってほしいですね。

澤村さん:彼らが帰国してからも、二人との交流は続けていきたいと思っています。留学生と馬をむすぶ体験を通して、私たち部員にとってもいろいろな経験が生まれました。今後もこうした留学生の受け入れなどに取り組み、新しい大学のスローガンである「むすんで、うみだす。」を意識して、さまざまな経験やつながりをうみだしていきたいです。

PAGE TOP