学生の授業満足度及び成長実感の把握

人間科学教育科目は「人文科学領域」「社会科学領域」「自然科学領域」「総合領域」の4つの領域から構成されている。この内、「総合領域」以外の3領域は、基本科目と展開科目から構成されており、基本科目でその学習分野の大まかな全体像を得て基本的な考えをつかみ、そこで興味を感じた内容を展開科目で深く学ぶことで、体系的に学習できるカリキュラムになっている。学習成果実感調査から学生の授業に関する満足度及び成長実感を把握し、現在のカリキュラムの検証を行う。それを元に、今後の人間科学教育科目の改善方法を検討する。

人間科学教育科目の理念は、専門分野にとらわれない、幅広い教養を身につけることによって有能な社会人を育成することである。そして、人文・社会・自然という３領域において、「基本科目」と「展開科目」を組み合わせて履修することが、体系的な知識の習得に有効であると考えている。この理念と教育方法を効果的に実現するためには、学生自身が人間科学教育科目の教育体系を理解した上で、有用な知識を習得しなければならない。それゆえ講義の受講にあたって何を基準に科目選択をしているかを明らかにし、また、学生の授業満足度及び成長実感を把握することで現行のカリキュラムの課題点を洗い出す。