令和元年度 学部授業・カリキュラム改善に向けた
「中間報告」 キャリア形成支援教育科目

1.「学習成果実感調査」についての分析結果

本学期は、キャリア教育センターが開講する産学協働教育科目のうち、「むすびわざコーオプセミナー1」(受講生数:9名/開講クラス数:1)、および、「自己発見とキャリアデザイン」(受講生数:444名/開講クラス数:4)について学習成果実感調査を実施した。
「むすびわざコーオプセミナー1」は、むすびわざコーオププログラムに係る科目である。アンケートの結果をみると、「総合的にみてこの授業に満足している」という設問(問13)に対し、すべての学生が「とてもあてはまる」もしくは「まああてはまる」と回答しており(科目平均4.67)、満足度は非常に高いことがわかる。また、設問5から12までの評価も高く、課題解決力などキャリア形成支援教育で身につけさせようとしている能力が実際に身についていることが伺える。自由記述においても、授業の良い点として、「レポート・文章を書く力が身についた」や「他の学生と活動しながら学ぶことができる点」という意見があげられており、高い教育効果がある授業であると判断できる。
「自己発見とキャリアデザイン」は、4名の教員による多クラス開講科目である。昨年度スタートした科目で今年度が2年目になる。アンケートの結果をみると、クラス間で差はあるが、概ね満足度は高かった(設問13)。
本科目は、主体的な大学生活の推進、卒業後のキャリア・プランの明確化、自らの職業観を形成する力の習得、などを目的としている。この目的に直接関連する設問11や設問12についても、全体で8割程度の学生が「とてもあてはまる」もしくは「あてはまる」と回答していた。自由記述においても、企業の方の話をきける機会や、自身のキャリアや将来について考える機会がもてたことを高く評価する声が多かった。以上の結果から、本科目が教育目標を達成できており、また、学生からの評価も高い(満足度が高い)授業であったと評価できる。
改善点としては、着席の方法、グループ分けの方法や、事前課題の提示方法、課題の提出方法などについて学生から多くの意見が寄せられていた。大規模クラスで、かつ、グループワークなどアクティブラーニングの手法を多く取り入れている授業であることから、これらの意見を授業改善に活かしていく。
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