平成30年度 学部授業・カリキュラム改善に向けた「中間報告」 初年次教育科目

1.「学習成果実感調査」についての分析結果

「日本語表現1」「日本語表現2」合わせて19クラスの授業満足度は総じて高い。総合的な科目満足度を尋ねた設問9においては「強くそう思う」46%、「そう思う」42%となり、合わせて88%にも及ぶ。担当講師の熱意を感じたかを尋ねた設問8についても、「強くそう思う」37%、「そう思う」43%を合わせて80%となった。自由記述欄をみても、論理的に書く力がついたとの記述が目についたところである。学ぶ意欲や得たスキル、専門外への興味・関心にかかる問いへの肯定回答率も高いレベルを維持している。一方、リレー式科目である「大学の歴史と京都産業大学」においては、総合的な満足度が「強くそう思う」23%、「そう思う」44%で合わせて67%、担当講師の熱意を感じたかを尋ねた設問8については、「強くそう思う」37%、「そう思う」36%となり、また、スキルを伸ばす等の成長を実感できたかの設問への肯定回答率も5割強に留まった。更なる改善が可能なのか考慮の余地があるのかもしれない。履修登録者は91人であり、こちらも広報等を通じて改善を図っていく必要があろう。GJP Introductory Seminarについては、履修者数が11人、学修成果実感調査への回答率者数が6人と非常に少ない。しかしながら、総合的な科目満足度については「強くそう思う」67%、「そう思う」17%で合わせて、満足度は非常に高い。本分析対象である3つの科目は、それぞれ性格が異なるので一概にはいえないが、履修者の動向やニーズに留意しながら、科目内容の今後の改善を図っていきたい。
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