平成30年度 学部授業・カリキュラム改善に向けた「重点テーマ」 人間科学教育科目

今年度の重点テーマ・目的・期待する効果

(1)テーマ

人間科学教育科目の受講における体系的な知識の習得と準備学習の効果を検証する

(2)目的

本来体系的な学習は類型的な指導によって導かれるものではなく、学生各々が学習を通じて内的に築くものである。しかし「講義内容」を重視して受講する科目を決定する学生が多数でない現状に鑑み、「基本科目」と「展開科目」の履修パターンを追跡調査するなどして学習の実態を確認する。
今年度もゲストスピーカーの参加する授業科目で調査を実施し、その成果がいかなるものであったかを検証する。
さらに、授業の成果を上げるためには準備学習等が不可欠であるが、30分未満しか学習していない受講生が約5割いる現状をより精細に調査する。

(3)期待する効果

「基本科目」と「展開科目」とを組み合わせて履修することで体系的な知識の習得をはかる、というのが人間科学教育科目の理念である。そしてそれは学部教育の補完のために開講されているのではなく、幅広い教養を身につけることによって有能な社会人を育成するためのものである。その理念を実現するためには、「基本科目」と「展開科目」とを系統的に受講し、有用な知識を習得しなければならない。それゆえ講義の受講にあたって何を基準に選択しているかを明らかにすることで、人間科学教育のカリキュラムの理念がどの程度学生に理解されているかを検証することができる。
準備学習等の実施状況がどの程度であるかを精細に調査することで、学習指導のあり方を検討し、受講生の習熟度を高める。
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