平成27年度 学部授業・カリキュラム改善に向けた「中間報告書」 人間科学教育科目

1.「学習成果実感調査」についての分析結果

授業の満足度を示す「この講義で学びの面白さを感じた」、「総合的にみてこの講義に満足している」の2つの設問では、いずれも6割以上の受講生が「強くそう思う」「そう思う」と回答しており、人間科学教育科目の成果を示しているといえよう。
しかし「この講義の学習を通じて、知識を得たりスキルを伸ばすなど、自らの成長を実感することができた」では、「強くそう思う」「そう思う」と答えた比率は、全体として5割を切っており、準備学習を30分未満しかしていない受講生が半分以上いることを考え合わせると、授業には満足しつつも、それが自主的な学習に結びついていない学生が依然として多数存在することが見てとれる。
「受講するにあたって、もっとも重視したもの」という設問でも、「講義内容」と回答した受講生は44%に留まっており、一方「開講曜日・時限」と答えた比率が34%となっていることから、必ずしも意欲をもって授業を選択しているわけではないことが分かる。
こうした現状をふまえて、秋学期は抽選倍率が緩和されると予想される基本科目を中心に、引き続き、学生の満足度や受講理由等について調査を行いたい。
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