平成27年度 学部授業・カリキュラム改善に向けた
「年間報告書」 英語教育科目

1.「学習成果実感調査」についての分析結果

全体的に高評価を得たが、「目標を持って受講できたか」「自らの成長を実感したか」という問いに対してはTOEICクラスの方が評価が高く、「英語への興味・理解が深まったか」「この授業に満足しているか」という問いに対してはコミュニケーションクラスの方が評価が高くなる傾向が見られた。これは実際に結果が数値として表れるTOEICと、英語の運用力・発信力を高めるコミュニケーションクラスへの評価としては妥当と言える。また、クラスのレベルが高くなるほどに評価も高くなる傾向があり、学生のやる気に応えるカリキュラムになっていると言えるだろう。なお、昨年度、授業外学習量が少ないのではないかという疑問が浮上したが、今年度の調査結果によると、98%が「ちょうどよい」~「多い」を選んでおり、決して少ないわけではないことが確認された。

3.総括

(1)1. と2. において確認された、本学部の授業・カリキュラムの長所

TOEICクラスとコミュニケーションクラスそれぞれの役割がしっかりと理解され評価されている。また、全体的に、2年次の評価も1年次と比べて下がることもなく、2年次までモチベーションを保って受講できる内容となっていると言える。

(2)1. と2. において確認された改善すべき点

コミュニケーションクラスの上級は、他のレベルと違い、プレゼンテーションやディスカッションといった難易度の高い内容となっているため、評価がやや低くなるという結果になった。また、TOEICクラスの基礎レベルのみが、1年次よりも2年次の方が大幅に低い評価となった。

4. 次年度に向けての取り組み

コミュニケーションクラスの上級レベルとTOEICクラスの基礎レベル(特に2年次)の評価が低くなったことに対し、授業内容や授業法などを今一度見直し、改善をはかりたい。
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