理事長あいさつ

社会に必要とされる大学であり続けるために、私たち自ら、さらなる進化の歩みをはじめます。

1965(昭和40)年、京都産業大学は、著名な宇宙物理学者、学祖・荒木俊馬が掲げた『建学の精神』のもと、上賀茂・神山の地に経済学部と理学部の2学部をもって開学しました。2年後の1967(昭和42)年に経営学部、法学部、外国語学部の3学部を、1989(平成元)年に工学部を、2000(平成12)年に文化学部を、それぞれ設置し、京都産業大学の名にふさわしい総合大学としての陣容を整えるに至りました。
21世紀に入り、社会の負託に応えるべく、2006(平成18)年に鳥インフルエンザ研究センターを設置、2007(平成19)年に附属中学校・高等学校を開校し、2008(平成20)年にコンピュータ理工学部を、2010(平成22)年に総合生命科学部を開設しました。また本学のシンボルとなる神山天文台を設置しました。
このように、現在、9学部、大学院9研究科、8研究所・センターからなる大学をはじめ、附属中学校・高等学校、すみれ幼稚園を擁する総合学園となり、学校法人として揺るぎない地位を確立することができました。その間、送り出した約13万人の同窓の方々は、あらゆる分野で、国内のみならず世界各地で活躍しております。これも、創立者の高邁な『建学の精神』に加えて、関係各位の温かいご指導とご支援の賜物であると、改めて本法人を代表して深く感謝申し上げます。
いよいよ2015(平成27)年、創立50周年を迎えます。この節目にあたり『建学の精神』を受け継ぎながら、さらなる飛躍を期すべく『むすびわざDNAプロジェクト』を立ち上げることといたしました。本法人の在学生、教職員、役員はもちろんのこと、卒業生、退職された教職員、この企図にご賛同いただける各位の『共創』によって、社会に新たな価値を産み出すよう取り組んでまいりたいと考えております。何卒、このプロジェクトの趣旨をご理解いただきまして、ご協力賜りますよう、衷心よりお願い申し上げます。