【国際関係学部】アイルランド/グリフィスカレッジに留学中の2年次 山内 一成さんを取材しました!

2024.04.24

学部の授業以外にも活躍の場を求めて積極的に取り組む学生を紹介する本企画。

今回は、アイルランドのグリフィスカレッジに留学中の、国際関係学部2年次 山内 一成さんに話を聞きました。

なぜ留学先にグリフィスカレッジを選びましたか?

海外FRでアメリカ、オレゴン州のポートランドを訪れ、そこで出会った英国人に自分の発音が通じにくかったこと、そして英国人と自分の発音やアクセントの違いに苦労したという経験からイギリス英語に興味を持ったからです。実際、アイルランドで話されている英語の発音とイギリスで話されている英語の発音は違っているということは知っていました。しかし自分の目標でもあるグローバルな環境で活躍できる人材になるためにも、現地での生活を通じてさまざまな発音やアクセントの英語に慣れ、身に付けることができると考えたので語学力の向上に特化した派遣留学プログラムがあるアイルランドのグリフィスカレッジを選択しました。
また、京都産業大学の留学制度を利用して行くことができる国や大学を調べていた際に、以前にアイルランドに留学をされていた先輩方の体験記を拝見しました。そこではアイルランドの国民性、街並みの雰囲気などのアイルランドについての情報が書かれていてとても魅力を感じました。また、以前からアメリカやイギリスなど、他の英語圏の国と比べて日本人が少ないというところに魅力を感じていて、英語を学習する環境として最適であると考えたからです。
ダブリンの住宅街の様子
st patrick's day の際にcity centreで撮った写真

留学期間(前半)のスケジュールを教えてください

2023年9月1日 ダブリン到着
9月4日 授業開始
12月20日~2024年1月2日 冬休み
1月3日 授業再開
5月4日 授業終了
5月末
 
テスト期間
(テストが終わり次第終了)
ダブリンに到着してすぐに撮った写真

留学先で履修した授業科目や授業の様子を教えてください

私は京都産業大学の派遣留学制度を利用し留学してるため、主に英語のEAP(English For Academic Purposes)という週に15時間ある授業を履修しています。そこでは英語のあらゆるスキルを習得するための授業を受けています。文法、語彙、スピーキング、リスニングなどさまざまな英語のエクササイズがあります。私のクラスは私ともう一人日本人がいて、私たち二人以外の全ての生徒は英語を学ぶためにグリフィスカレッジのこのEAPのコースに通っている留学生たちで構成されています。少人数のクラスで先生との距離も非常に近く、わからないことや問題があればすぐに質問することができる恵まれた環境だと思います。授業の雰囲気も練習問題に取り組む時間、周りの生徒とグループワークをする時間、クイズをする時間、先生と学生で話をする時間などメリハリがあり英語を勉強する環境として非常に良い雰囲気であると思います。
EAPコースでは、学部レベルの授業は提供されていませんが、グリフィスカレッジのEAPコースのボスに学部の授業を受けてみたいという旨を伝えたところ、後期から学部の授業を少し取ることができるようになり、Media Studiesという授業を履修しました。当たり前ですが、そこでは英語を流暢に話せるということが前提として授業が進められます。理解ができないことや分からないことがあればネイティブの友人に協力してもらい、分かりやすく説明などをしてもらいながら楽しく授業を受けています。
Media Studiesという学部の授業に使われる資料
授業風景

留学してから始めたこと(チャレンジしていること)はありますか?

引き続きになりますが、英語の習得に力を入れています。そんな中で、いろいろなことを試しました。英語で書かれている本を読むことを始めました。古本屋で興味を持った本を購入し一日20ページほどを目安に読んでいます。初めは、読むスピードを含めて、理解するのにかなり時間がかかりましたが、段々と読むスピードも理解するのにかかる時間も短くなってきたと感じます。またPodcastsやYouTubeを利用してシャドーイングにも取り組むなど英語に触れる機会を増やしました。これらを継続したことで最近YoutubeやPodcastsを使用する際に英語がより聞き取れるようになったと感じています。
また、一番チャレンジしていることは、積極的にたくさんの人に話しかけ、さまざまな人たちとコミュニケーションを取ることです。努力の甲斐あって、周囲にも恵まれ、たくさんの友達ができ、楽しく生活をすることができています。
city centre にと友人とご飯を食べに出かけた際の写真

留学生活(前半)で心に残っているエピソードを教えてください

同じ寮に住む友達とそれぞれの国の料理を振る舞い合ったことです。その友達とは普段からよく集まって一緒にご飯を食べたりしています。4、5回ほどその企画をしていて、私たちは日本のカレーを振る舞いました。その友達グループは、フランス人の友達が多いので、クレープやお菓子などたくさんのフランス料理を振舞ってもらいました。たわいもない友人との食事ですが毎週のように行われるためキッチンに集まって一緒に食事をすることが一番心に残っている思い出です。留学当初はネイティブの友達はもちろん英語を話すスピードが速いので聞き取る事がとても難しかったです。しかし最近ではそれに慣れ、留学当初より聞き取れるように、よりしっかりとコミュニケーションをとる事ができるようになったと感じます。
同じ寮に住む友人と一緒に夜ご飯を食べた際の写真
フランス人の友人たちがフランスのクレープを振る舞ってくれた際の写真

留学生活(後半)の目標を教えてください

私の目標は全てにおいての英語のスキルを向上させること、たくさんの異なる背景や文化を持つ人と交流することです。留学前半でも、異なる背景や文化を持つ人々と交流をし、その人たちの国民性や文化などに触れる機会を増やす、ということを意識して生活しており、たくさんの友達もできました。
留学後半では特にスピーキング能力の向上を目指します。この気持ちを持ち続け、英語の習得はもちろん、少しでも多くのものを感じ、いろいろなものを吸収して日本に帰ることができるように、”人との繋がり”を大切にし、異文化理解をさらに深められるよう残りの留学生活を楽しく、充実したものにしたいと思います。
友人のホームステイ先を同じ寮に住む友人たちと訪れた際の写真

これから留学を考えている皆さんへメッセージ、アドバイスをお願いします!

私は留学をして本当に良かったと感じています。それは、たくさんの異なる国の人たちと出会い、友達を作る事ができ、何より日々成長を感じるからです。私は日本ではなく、海外で働きたいという目標を持っています。目標に近付くためにも、留学前から英語を不自由なく話せるようになりたいと思っていましたが、日本にいるとやはり英語を話す機会が少ないのでなかなか上達しませんでした。しかし留学生活を送る中で、もちろん周りの人たちとの会話は全て英語です。この環境に身を置くことで日に日に上手くコミュニケーションを取ることができるようになっていると感じ、言葉では表しにくいですが、モチベーションとなり楽しく充実した留学生活を送ることができています。またさまざまな異なる国出身の友達ができ、それぞれまた国民性も違っていてとても興味深く、日本では経験する事が難しいことを経験できていると思います。
私はアイルランドのグリフィスカレッジを選択して正解だったと感じ、とても満足しています。アイルランドの人々はフレンドリーで治安も良く過ごしやすいです。語学力についてですが、留学前から英語のしていたつもりでしたが、今となってはもっとできていたのでは?と思っています。留学に必要とされるTOEFLのスコアも基準ギリギリでしたし、留学前の取り組みが充実すればするだけ留学生活もより良いものになると感じました。これから留学を考える皆さんにもぜひ充実した留学のために事前の勉強を大切にして欲しいです。
日本の友達がヨーロッパに訪れた際に撮った写真
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